子育てで自信喪失
前記事の『イメージ通りの生き方』で、
人の持つイメージが自分や他者・物事にくっついていて、事実は違っていたとしても、その思い込んだイメージがそのまま事実として認識してしまい、イメージ通りになってしまう。イメージ通りに生きてしまうと書きました。
例えば
自分に対するイメージも、
私は自信がないと思っていれば、どんなにやり方、方法を変えても、上辺は変わったように見えても、心の底から自信を持つことはできないのです。
自信のある自分を想像できないから。
自分は必要のない存在だと思っていればそのイメージ通りになってしまうのです。
この会社にとって自分は必要なのだろうか。とついイメージしてしまうのです。必要とされている自分を想像できないから。
そこで、必死に他者にはない自分のアピールポイントを売り込んで、私がいなければこの会社・職場は回っていかない状態にし(思い込み)、安心する。という人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、必死に作り上げた自分から観た必要とされてる立場も、必要とされてない自分のイメージから出てきたものであり、時間・場所・人が変わればまた元の必要とされてない自分に戻ってしまいます。
極端に言うと、必要とされてない自分イメージが必ず出発になるので、必要とされる自分を求める人生になってしまうのです。
更に言い換えれば、必要とされた自分の状態をそんな状態になってる!と思い込むことで安心し、思い込めないと不安し、一生懸命、必要とされてる自分を思い込めるように頑張ってしまう生き方をしているのです。
ここに書いた例えは、実は私自身のこと。
職場では何とか一生懸命することで必要とされてる立場に立つことができ、そう思い込むことができ、
必要とされない自分から→必要とされてる自分へなった。と思いこむことによって自信を感じていました。
しかし、出産と同時に仕事を離れ、家事や育児をしていく中で、唯一関わるのは言ってることがわからない赤ちゃん。我が子と24時間、常にその子だけと向き合う中で、だんだん孤独を感じるようになりました。
子育ての場に行ってみても、相対比較してどうしてうちの子は夜寝ないんだろうと不安し、
1ヶ月健診や10ヶ月健診に行っても、標準の間に入っていれば安心。入っていなければ不安。離乳食が順調でなければ保健師にもっと食べさせてください。と言われ、、、
食べさせるってどうやって?どんなに手を混んだ離乳食を作っても食べないのに。
独り言のように不安な気持ちがどんどん湧き出ていました。
「子育ても上手くできない自分は、ダメな人間だろうか。」
「子供一人まともに育てなられない人間は社会から必要とされてないんじゃないか。」
「私みたいなお母さんでごめんね。」
と、どんどん自信はなくなってしまいました。
私は自分が必要とされてない状態だと自分で認識すると不安になります。事実とは異なっていても。
よく他者から、そんなことないよ。あなたはすごいよ。と言われても、自分がそうだと認識できない状態では、他者が何を言ってもイメージできないのです。
逆に必要とされてると自分が認識すれば安心します。
一生懸命、あれやこれや試しながら、不安から安心を求めていました。
あれ、ちょっと待って。
と思いませんか?
どんなに不安してもどんなに安心しても、
自分の思い込みの中からは出ていないのです!
見えるもの全て、感じるもの全て、思い込みがぺったんこしてるのです!
それに気づいた時、もうこんなの嫌!
そこから出たい!!
っと切に切に願いました。