自己紹介②~二度目の挫折~

こんにちは!川原田りんごです🍎

訪れていただきありがとうございます。

 

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ここでは私が大学を卒業した後の数年、どんな道を辿ったのかを書きます。

 

大学時代、何社もエントリーしては面接を受けました。

しかし、まったく内定はもらえず、

しかたなく公務員採用の勉強もしましたが公務員試験も落ち、

卒業式当日も卒業後の進路は未定の状態で卒業しました。

 

卒業式当日、私が思っていたことは、

「やっと解放される!」

でした。

 

保育園・小・中・高・大学へ行き、留年もせず、

ほとんど公立学校で、反抗期もあまりなく、過ごしました。

 

世間一般的な普通の子としてずっと生きていました。

 

 

でも、就職活動をしているとき、

「何がしたいですか?」

と聞かれて、答えられませんでした。

 

上辺で答えることはできますが、

本心は「何もしたくない」でした。

何社も面接を受けては落ちた結果、

私は大学卒業後フリーターになりました。

 

何のために大学に行ったんだろう。

今でも疑問です。

 

その後、やってみたかった花屋さんになってみたり(2週間で辞める)

コーヒーショップで働いてみたり、

約一年間、無気力で、国民年金を払うためだけにバイトをしていました。

 

 

その当時付き合っていた方がいました。

かなり強烈な方でした。

デートDVも受けました。

この方と付き合うようになったのも、

自分自身の無意識エンジンが発動していたものと思われます。

 

暴力もふるい、定職にもついていない、

めちゃくちゃ面倒くさい人なのになぜすぐに別れなかったのか?

 

別れると何されるかわからない、という恐怖もありました。

しかし最大の要因はこの人といることで、

“自己有用感”

を感じることができたことです。

 

「この人を救わなければ!

 この人を救えるのは私しかいない!

 私は救いたいんだ!」

 

こんな想いをずっと持ちながら彼と接していました。

彼のような(ダメっぽい)人を救えるのは自分だけなんだ。

 

彼と一緒にいるときは、

自分がとても価値のある人間だと思えました。

勝手に彼を社会の役に立たないダメな人間と規定していました。

 

なぜ自己有用感を感じたかったのか?

就職活動によって、私はとても傷つきました。

 

これまで、親の言うことも素直に聞いて、

姉のように反抗もせず、

親が話しかけたらちゃんと答え、

朝ごはんも自分で準備し、

自分から何かをお願いすることもほとんどなく、

高校ではちゃんと予習も復習もして出席もして、

大学でも9割の講義は楽しくもなかったけど、単位の為に暗記し、単位を取り、

ほんとにやりたいことは何一つわからないまま

ただ、目の前に出されたものを

一生懸命こなしてきました。

 

こんな風に一生懸命、相手・社会に合わせて生きてきて、

大学卒業時は、

”学校”という決められた枠組みから

「やっと解放される!」

という解放感につながったのです。

 

これやって当然でしょ。

やれて当たり前だよね。

これが普通でしょ。

社会通念からの解放とも言えます。

その社会通念の象徴の一つが私にとっては”学校”でした。

 

 

だけど、就職活動をする中で、

急に「やりたいこと」を聞かれ、

「もう疲れました。何もしたくないです。」

という本心も話せず、

面接を受けては落とされ、受けては落とされ、

 

すっごく裏切られた気分になりました。

社会・先生・大人の言うまま、

正しいと言われた道を普通に歩んできただけなのに。

やりたくない!とも言えず、

今まで聞かなかったのに、なんで急に聞くの!?

そんなちぐはぐな社会(相手)にもびっくりしたし、

「やりたいことがない私」は

社会にとって無意味なのか?いらないのか?

社会の期待に応えられない私は無用なのか?

 

そんな烙印を押されたような考え感情を抱えてしまったのです。

 

 

無意識に自分を無用な自分だと規定している自分が

ダメ人間(と私が規定してる)な彼とも重なり、

彼を救う=自分を救う

となったのです。

 

私は彼を救うことで自分を救いたかった。

しかし、彼は私ではないし、

他者が他者を救うことは不可能。

「自分で自分を救うしかない。」

このことは、後に真の女性性認識技術nTechと出会い分かったことです。

 

また、人が無意識に社会や他者、周りの環境に合わせて生き続け、

やがて無気力になってしまう仕組み

人間が自己否定・他者否定・環境否定をしてしまう

”人類共通の本当の根本原因”

にもたどり着くことが出来ました。

 

次回はお付き合いしていた彼を通じて

医療や福祉に興味を持ち、

医療事務の道へと歩み始めた20代後半へと続きます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました🌸